Works / Event

MASS HANGER

Vol.17

日時:
2026年04月10日(金)

DJ:
DTchainsaw
菊地成孔
花守コウ
上野山純平

LIVE:
DTchainsaw 菊地成孔 Duo

HAIR CUT 100 Vol.2
Ziegfeld noisysXXXX FOOT WARK

 主催者挨拶

本日は、我々「新音楽制作工房」の主催エヴェントである<Hair cut 100>の第三回目であります「Ziegfeld noisys」にお越し頂きまして誠に嬉しく思います。

本来「noisys」という英語は存在しません。雑音等を意味する「noise」の複数形は、英文法に妥当に「noises」であり、命名者である私の造語であります。

さてそれは如何なる理由かと申し上げるならば、1920~30年代のブロードウエイ・ミュージカル、乃至、その映画化、を愛好される方には知らぬ者なき知名度を誇る「Ziegfeld Follies」(映画化の邦題は「巨星ジーグフェルド(’36)」「ジーグフェルド・フォリーズ(’45)」)からの捩りであります。

この演目は1907から1931年、再開は1934年から1936年、と、長期にわたるレヴュウ・ショウであり、決まった脚本がある現代的なミュージカルとは違います。

ほぼ100年前となる102~30年代はブロードウエイミュージカルの黄金期であると同時に、1929年の世界大恐慌によって一度潰える文化でもあり、タイトルに冠される「Ziegfeld」は、米国レヴュー界の当て役者と言われる、フローレンス・ジーグフェルド(Florenz Ziegfeld)の名であり、彼は自分の一座を持ち、ブロードウエイに君臨していました。

「Follies」は<愚行、散財>を意味し、公演の資金を、毎回、破壊的なまでに増加しつづけ、一座のレヴューショーを、超現実的なまでに豪華な物にしました。それは、やがてやって来る世界大恐慌に繋がる「ローリング・トゥエンティ=狂乱の20年代」の世相を代表する物でした。

という訳で、当エヴェントの眼目は、やはり「狂乱」を忌避できなかった(「狂乱」の質量は100年前と若干違いますが)資本主義社会である100年後の「20年代」に於いて<本来、最もDJカルチャーから遠いと見做される、現代音楽総体をDJプレイで聴かせる=しかも「愚行 / 散財」ほど豪華に>という点にあります。

3名の素晴らしいDJ(大野格、委細正嗣、田島浩一郎)は、我々「新音楽制作工房」の中でも、「現代音楽」と呼ばれるジャンルに最適合する音楽家たちで、各々、様々なアプローチングによって「現代音楽」と接道されています。

東京藝術大学声楽家を卒業しながらも、ヤニス・クセナキスを最も敬愛する大野、フランスの現代音楽家、リュック・フェラーリの「プリクス・リヤン」賞候補経験があり、非常に優れた「新・現代音楽」のアルバムを発表している委細正嗣、クリエーターとしての出自・ポジショニングが現代美術界であり、その素地を如何なく発揮し、コンセプチュアリズムとポピュラリティを高度に融合させることで、我々の工房制作の際に、最も採用楽曲数の多い田島浩一郎。

彼らは一方で、音楽性性AIの独特で高度な使い手として「新音楽制作工房先端技術ラボ」とも称されるべき一角を形成しており、当エヴェントのキャスティングとして、これ以上の人選は考えられません。何れ劣らぬクリエーターによる、「クラブで、着席した聴衆を相手に、現代音楽のDJ演奏を聴かせる」という、おそらく世界でも類例のない催しをどうぞご堪能ください。

20世紀に於いて、聴快性が低く、聴き続けることに苦痛やフェティシズムが不可欠であった、ある意味、キリスト教圏の音楽として、欧州の成立時から一貫して流れる、サディズムとマゾヒズムの交換、という伝統を、抽出的にカリカチュアライズした趣さえある「現代音楽(その定義は難しく、ここでは大雑把に「20世紀以降=近現代」の音楽としてしていますが)」が、快楽と苦痛、戯れと概念的な思考、という二律背反を覆すのかどうか、覆すとしたら、力技として覆すのか、軽やかに自然に覆っているのか、そうした、21世紀の問題系に対しての回答めいたものに対する投票権を持つのは、当夜の聴衆の皆様お一人お一人に他なりません。

第一部のDJ演奏が終わった段階で15分間の休憩を頂き、第二部は<ケージ・ショック>と称され続ける、1962年、草月会館に於ける「ジョン・ケージ初来日公演」の再演。を行います。

実際の公演にはジョン・ケージ、ヨーコ・オノ、デヴィッド・テューダー、一柳慧が参加しているので、「丁度4名だ」という事から、私が咄嗟に、本日の出演者全員で行うパフォーマンスに差し替えました。演劇の配役のように、「誰が誰役」というのはありません、全員がケージであり、ヨーコであり、テューダーであり、一柳である。

演奏曲目は1952年に作曲された、伝説の「4分33秒」のNo.2として62年に作曲された「0分00秒」(実際に楽譜の表紙には「0分00秒(4分33秒No.2)」と明記されています)、1曲のみとなります。

「4分33秒」が、全ての状況が音楽である=<演奏行為>の滅却。とする概念芸術であるのにたいし、対偶に位置する「0分00秒」は、全ての意図的音響(ここでは「増幅」を指します)は全て音楽作品である=作曲行為の滅却。と意図しています。

それでは第一部、第二部とも、存分にお楽しみください。

「新音楽制作工房」代表 / 「Hair cut 100」主催
 菊地成孔 

DJ:
大野格
委細昌嗣
田島浩一郎
菊地成孔

MASS HANGER

Vol.16

日時:
2026年02月27日(金)

DJ:
DTchainsaw
Sato
委細昌嗣
MINAI

LIVE:
DTchainsaw

HAIR CUT 100 Vol.2
XXXX FOOT WARK

新音楽制作工房」2026最初の活動は、自主公式DJイベント「Hair cut 100」VOL2、都内で最強のアブストラクト・ヒップホップ・パーティー<XXXX FOOT WARK(フォックス・フット・ワーク)>となります! 

DJ:
Tanaka Yoshitaka

sato
Daichi Takahashi(D-Tak)
Kikuchi Naruyoshi


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MASS HANGER

Vol.15

日時:
2025年10月3日(金)

DJ:
菊地成孔
DTchainsaw
qumorus
MINAI
Yoshitaka Tanaka

LIVE:
DTchainsaw

HAIR CUT 100 Vol.1
authebtic floor

日時:
2025年9月13日(土)19:00~

DJ:
HIZURU
上野山純平
代表 a.k.a菊地成孔



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MASS HANGER

Vol.14

日時:
2025年8月29日(金)

DJ:
DTchainsaw
Keysa
菊地成孔
Kouichiro Tajima
D-TAK

LIVE:
DTchainsaw